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警備の仕事でよく使う用語集

警備の仕事を始めて一番困るのが、監督の言っている言葉が理解できないことです。何度も聞き返すのも勇気がいります。現場でよく使用する用語をまとめましたので参考にしてください。

ア行

安全靴(あんぜんぐつ)
足先に鉄板の入った靴。工事現場では危険ですので基本的には安全靴を履くべきです。警備会社によっては運動靴でも可能な場合もあります。
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足場(あしば)
建築現場などでよく見かける高所作業のためのパイプを組み合わせたもの。資材が落下する可能性があるので歩行者が多い場合は落下注意を促すようにしましょう。
迂回(うかい)
通行止め等で車両が通行できない場合に回り道すること。迂回誘導する場合は適切で丁寧な言葉遣いで行う必要があります。
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Aバリ(えーばり)
A型のバリケートのこと。いくつか種類がありますが、工事では単管パイプをセットするタイプが多く利用されます。

カ行

ガードマン
現場では「警備員さん」と呼ばれるよりも「ガードマンさん」と呼ばれる割合の方が多いように思います。
外構工事(がいこうこうじ)
建築現場に関わる建築敷地外の工事。建築によって現場の前にある道路が傷んでしまいます。これをキレイに舗装し直したりする工事。
回送車(かいそうしゃ)
公道を走行できない重機等を工事現場まで運ぶための車両。トレーラーなどの大型車両であることが多い。監督から「もうすぐ回送車くるから」と言われたらカラーコーンを開けるなどして回送車を迎え入れる準備をします。
開放(かいほう)
規制を取り除くこと。警備員が待ち望む言葉。
改良土(かいりょうど)
掘った土が残土であるのに対し、埋め戻すときの新しい土が改良土。
角スコ(かくすこ)/平スコ(ひらすこ)
先が平らになったスコップ。たまに作業員から「角スコ取って」と言われることがあるので先のとがってないほうのスコップを渡してあげましょう。
片側交互通行(かたがわこうごつうこう)/片交(かたこう)
道路上で作業を行う場合に片側の車線を使って交互に車両が流れる通行方法。2号警備員のメインとなる作業。
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カッター
道路を掘る場合にアスファルトやコンクリートに切れ目を入れる作業。
下番(かばん)
現場での仕事が終わったら会社に業務終了の報告を行う事。
カラーコーン
道路上で工事を行う際に規制帯を区切るために置く三角のポール。
ガラ
道路からめくられたアスファルトの残骸。
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仮舗装(かりほそう)/仮復旧(かりふっきゅう)
後日キレイにすることを前提に仮で舗装を行う事。
規制車(きせいしゃ)
工事中看板を積み込んだ車両。規制の先頭に置いて一般車両に工事中であることを知らせるための車両です。
規制帯(きせいたい)
工事を行う範囲。カラーコーンや看板で区切る。
KY(けーわい)
危険予知の略。起こる可能性のある危険をあらかじめ予想して備えること。KY活動は主に建築現場や舗装現場で行われます。
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剣スコ(けんすこ)
先がとがったスコップ。たまに作業員から「剣スコ取って」と言われることがあるので先が平らでないほうのスコップを渡してあげましょう。
現任研修(げんにんけんしゅう)/現任教育(げんにんきょういく)
半年に一度会社で行われる警備員の教育。在職中はこの教育を受けないと警備員を続けられませんので必ず出席しましょう。
コア抜き(こあぬき)
舗装工事終了後にアスファルトの厚みを検査するために小さな丸い穴をくり抜く作業。
合材(ごうざい)
道路の元となるアスファルトの柔らかい状態。合材プラントからダンプ等で運ばれてきます。
工作車(こうさくしゃ)
細かい道具類を詰め込んだ車両。
コンバイン
コンバインドローラーの略。前輪が鉄輪で後輪がタイヤになった重機。路盤やアスファルトの転圧に使用する。
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コンパネ
ベニヤの板。工事で道路上に穴や段差が生じた場合、歩行者を安全に通行させるなどに利用する。舗装工事で乳剤の上を車両が通る時や道路に傷がつきそうな作業の時など、その用途は色々。

サ行

砕石(さいせき)
路盤を安定させるために土の上にのせる砕かれた石。
残土(ざんど)
掘った土です。
シールコート
新たな舗装を行った場合に古い舗装との間に塗り込む乳剤。乾くまで待ってられないので上に砂をかけて通れるようにします。
10トン(じゅっとん)
2トンでも4トンでもいいのですが、ダンプの事です。監督から「もうすぐ10トン来るから」と言われたら10トンダンプが来るということなので準備をしましょう。
定木(じょうぎ)
3~4mぐらいの細長い木の棒。主に舗装工事で使われます。ダンプを横出し・横入れする場合に新しい舗装の角をつぶさないように定木をひきます。定木については基本的に作業員が動かしますが、どうしても動かさないといけない場合は汚れてもいい白手につけかえましょう。
上番(じょうばん)
現場に着いて仕事をする準備が終わったら会社に業務開始の報告を行う事。
新規入場(しんきにゅうじょう)
主に建築現場や舗装現場で行います。初めてはいる現場で監督等から現場特有の注意事項などの指導を受けます。さらに新規入場シートへの記入を行わなければなりません。記入内容は現場毎で異なりますが、自身の個人情報や緊急連絡先、会社の情報等を記入します。会社の社長の名前を記入したりもしますので、分からなければ会社に電話して聞きましょう。
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人口調整(じんこうちょうせい)
人口は人の出入りする口のこと。主にマンホールです。人口調整ではマンホールの高さを調整します。
スイーパー
道路の清掃車です。主に切削での舗装工事で使用されます。
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すりつけ
舗装工事では一日で終わらないことがあります。その場合段差を残したまま開放できないので、段差をなるべく無くすように段差部分を仮舗装することです。
切削(せっさく)
舗装工事ではアスファルトをめくるのではなく数センチほどを削って舗装し直す方法があります。この道路を削る作業を切削と言います。
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ゼブラ
中央分離帯などにラインされた白黒の部分。
旋回
ユンボのバケットを振り回す行為です。警備員は旋回時に第三者と接触することを防がなければなりません。基本的に旋回時のオペレーターへの合図は作業員が行うことが多いですが、場合によっては警備員がユンボに付くケースもあります。
穿孔工事(せんこうこうじ)
ガスや水道工事で稀にあります。アスファルトをめくって掘り進めるのではなく、特殊な重機を使用して地中に穴を掘り進める工法。

タ行

タイガー
トラックの後ろにユンボを乗せこんだ重機の品名。今は製造されていませんが、公道を自走できるユンボということで好んで使用する業者がたまにあります。
タイヤユンボ
公道を自走できるユンボ。タイガーと違って運転席からアームを操作可能。「タイヤ」と略す場合もあります。
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タイヤローラー
公道を自走できる転圧するための重機。舗装の仕上げに利用します。「タイヤ」と略す場合もあります。
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中止半額(ちゅうしはんがく)/中半(ちゅうはん)
会社から中止の指示が無い状態で現場に向かい、天候の悪化等で現場が中止になってしまった場合に日当の半額を支給される事。
通行止め(つうこうどめ)
工事等で道路が通れなくし、迂回を促します。
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テーパー
車線を規制する場合、規制の先頭を三角状に徐々に車線を絞っていく三角部分の事。
デリバリー
生コン打設時に現場でミキサー車の台数管理等をする人。ミキサー車があと何台、いつ頃着くのかを確認するのに会話することがあります。
土嚢(どのう)
麻袋に土を詰めたもの。用途は色々ですが、看板のおもしとして利用される場合もあります。
トン袋(とんぶくろ)/トンバッグ
1トン程度の粒状の荷物を運ぶための袋のこと。工事では様々な用途で使用されます。土木現場では掘った土を後で戻す場合など、一時的にトン袋へ入れておいたりします。建築現場では地盤の改良剤などの粉末資材の運搬のほか、ゴミ袋としてもよく使用されます。
トンボ
グラウンドの整備で使用されるトンボと同じもの。合材をならすのに使用します。

ナ行

生コン(なまこん)
固まる前の液状のコンクリート。
乳剤(にゅうざい)
舗装で使用する接着剤。路盤とアスファルトや古いアスファルトと新しい舗装を接着するのに利用します。
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ネコ
一輪の手押し車のこと。現場ではかなりの確率でパンクしている。迂闊に動かそうとするとバランスを崩して横転させてしまう可能性が高い。警備員はなるべく触れないようにした方が無難。

ハ行

ハーフ
半日のみの仕事のこと。警備の仕事は基本的には一日単位でしか受けませんが、警備会社によっては半日の契約を採用している場合もあります。
バケット車
人を乗せたカゴを高所に運ぶ機能がある車両。架空線の工事等で使用します。
バックホー
ユンボの正式名称。キャタピラで移動するアームを操作する重機。あまり使われる単語ではありませんが、舗装現場ではたまに使用する監督がいますので覚えておきましょう。
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発電機(はつでんき)
ガソリンで動かす小さな発電機。工具の使用時や夜間のライトの使用時に利用します。
幅寄せ(はばよせ)
複数車線ある場合に1車線だけを規制して別の車線に誘導すること。
パワーライト
夜間の工事で辺りを照らすライト。
フィニッシャー
道路の舗装時に合材を撒いてある程度の転圧をしてくれる重機。
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覆工板(ふっこうばん)
道路などの同じ場所で長期間工事を行う場合、毎日掘っては埋めてを繰り返すと効率が悪い為、掘った後埋めずに上にかぶせる鉄やコンクリートの板。地下工事や下水道の工事でよく使用される。
プラント
合材や砕石、生コン等の資材を供給する施設。
プレート
舗装の仕上げに使用する転圧のための重機。
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マ行

ミキサー車
生コンが入ったタンクを積んだ車両。生コン車とも言う。
ミルク
舗装に染み込ませるアスファルトの補強作業。交差点の停止位置やカーブ付近、バスの停留所等で行われる。
無線機(むせんき)/トランシーバー
見通しの悪い片側交互通行や立ち位置の離れた警備員同士で連絡を取る手段。警備会社によっては必須アイテムだったり必要な時だけ会社に取りに行ったりします。
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ヤ行

ユニック
トラックの上部に小さなクレーンの付いた車両。
ユンボ
アームを操作する重機。バックホーが正式名だがユンボと呼ぶのが一般的。
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ラ行

ラストナンバー
無線片側交互通行時、折り返しの車両を流せる最後の車両のナンバー。
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ラフター
運転席からアームを操作できるクレーン車。これに対しアームの操縦席が別になっているのがトラッククレーンと呼びますが、最近は見ません。ちなみにラフターは商品名。
ランマ
路盤をパンパンたたいて転圧するための重機。
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