警備員になるための採用条件とは

求人

立って歩ければ2号警備の求人に落ちることはないと言ってきましたが、一応採用するための条件はあります。しかも「警備業法」という法律で定められているため、いくら人手不足だったとしても警備会社はこれに背くことはできません。

警備業法が定める警備員になるための条件

法律の条文は難しいので警備員になれない人の条件を簡単に説明します。

18歳未満の未成年

これはどうしようもありません。18歳になるのを待ちましょう。
上限については65歳以上になると若干待遇が変わると思いますが、実際50代60代の方が元気に働いていますし、普通に採用もされています。

破産から復権していない人

破産を宣告されて復権できていない人は警備員にはなれません。復権さえすれば問題なく警備員になる資格はあります。

出所後5年以内の犯罪者

禁固刑以上の犯罪を犯した人も警備員にはなれません。ただし出所後5年経過すれば警備員になる資格を得られます。

暴力団関係者

暴力団関係者は警備員になることができません。

中毒者および心身障がい者

麻薬やアルコールの中毒者は警備員になることができません。警備会社に採用が決まるとまず健康診断を受けさせられます。医師の診断で中毒者または心身の疾患により業務不履行の診断を受けると採用は取り消されます。

警備員になるための条件を満たしていることの証明

採用時にアンケート用紙のような形で自己申告させる警備会社が多いかと思います。
ただし警備会社の場合は過去5年間に遡って経歴を必ず調べます。したがって経歴の詐称はもちろん、ウソの申告は全てバレると考えておいた方がいいでしょう。

大手の警備会社になると特に厳しく、過去に数か月間の失業期間があった場合なども、その期間何もしていなかった事を証明できる人の連絡先を提示することを条件にする事もあります。

他の職種と違って法律が絡んだ職種であるため、この辺の手続きが面倒になってしまうのは仕方がありません。

警備員になるための条件まとめ

ここまで見てくると警備員になるのは非常に難しいように感じるかもしれませんが、一部の大手警備会社以外はそれほど厳しくはないのが現状です。

学歴はもちろん、年齢、性別、経験、資格、一切不問です。多少人格が破綻していたとしても繁忙期ならとりあえず採用してしまいます。

長年引き籠っていたとしても、引き籠っていたことを証明してくれる親兄弟がいれば全く問題ありません。

アルコール中毒を気にされる方もいるかもしれませんが、朝から酒臭くて半分何言ってるか分からないおじいちゃん警備員なんていっぱいいます。(本来警備員は警備前日に深酒をしてはいけません)

正社員でなければ採用に関してはかなり敷居の低い仕事だと思いますので、とりあえずやってみて続けられそうなら続けてみるというので宜しいのではないでしょうか。