警備員が交通事故の現場近くに居合わせた時の対応

すでに警備員

工事現場の警備員をやっていると、交通事故を発見することも珍しいことではありません。そこで交通事故現場に居合わせた時の警備員の対応についてご紹介します。

交通事故の原因について

まずは交通事故の原因によって警備員の対応が変わってくることに注意が必要です。事故の原因には「工事とは全く関係のない事故」と「工事の規制が事故の要因となった場合」との2パターンに分かれます。

工事とは全く関係のない事故

工事の規制が全く影響しない場所で事故が発生した場合は、警備員だからというより普通の一般人としての対応を行います。

基本的に事故の当事者ではないので通報義務も何もありませんが、事故の当事者が怪我で通報できない等の状況であれば人として警察や消防に通報してあげるべきでしょう。
交通誘導検定2級の試験でも警察への連絡方法が試験項目になっていることからも警備員は進んで通報するべき職種なのかもしれません。

警備員は暇そうに立っていることが多いので、近くで事故が起こったら警官からよく事故発生時の状況を聞かれます。
もし聞かれた場合はなるべく警察に協力しましょう。

ただし、過去にこんな事例がありました。

通行止め時に目の前で起こった事故

ガス工事のカッター入れの作業時のことです。大通りの脇道を通行止めしていたのですが、大通りを遠くからクラクションを鳴らしながら接近してくる車がありました。その車はノーブレーキで私の目の前に止まっていた車に追突してしまいました。おそらくブレーキの故障でしょう。

ドライバーに外傷も見当たらず、すぐに車から降りて通報も行っていたので特に何もしませんでしたが、あまりにも目の前だったので念のため現場監督に報告しました。
すると監督が「すぐに移動するから看板かたずけて!」といって現場を移動することになりました。

現場監督が最も恐れるのは現場が止まる事です。明らかに工事側に問題が無かったとしても工事看板の目の前で事故が起こったら必ず警察から事情は聞かれるでしょう。
たとえ工事側に責任は無いという結果になるにしても、現場がストップしてしまう可能性が少しでもあるなら関わりになりたくないというのが監督の心情です。

このケースのように監督によっては細かなことを気にする人もいますので、現場に関係ないと思われる場合も一応報告だけはしておいた方がいいでしょう。

工事の規制が事故の要因となった場合

事故の責任が工事側かドライバー側かに関わらず、とにかく現場監督に報告しましょう。警察への連絡は基本的には監督に任せます。
ドライバーに重大な外傷が認められる場合は救急車の要請も同時に行いましょう。

次に行わないといけないのは会社への連絡です。詳しい状況を説明して指示に従いましょう。
事故の処理については基本的に現場監督と警備会社側で行います。警備員は聞かれた質問に詳しく答えるようにしてください。

事故そのものの責任を警備員が負うことはほぼありませんが、状況によっては会社に始末書ぐらいは提出することになるかもしれません。