初めから一人現場に派遣される事は無いと思いますので、しばらくは複数人現場で先輩隊員に教えを請いながら仕事をする事になると思います。
朝現場に着いたらエラそうにしている(?)警備員が一人いると思います。
それが隊長です。リーダーとか職長、班長など色々呼ばれ方はありますが、ここでは隊長とします。
誰が隊長になるか
誰を隊長にするかを会社から指示することは無いと思います。
基本的には経験年数で決まることが多いですが、
・業者専属(常駐)の警備員がついている場合
・隊長をやりたくてどうしようもない人がいる場合
・ベテランの人があまりにもやる気がない場合
以上の場合は経験年数に関わらず適任者が隊長となります。
基本的には隊長なんてやりたくてやってる人はほとんどいないと思います。
隊長の役割
隊長になると様々な役割と責任が生じます。
・監督へ作業内容を確認する
・朝礼時に作業内容、注意事項を発表
・警備員の適正な配置
・配置ごとの注意事項の確認
・新人隊員の教育
・現場全体の状況確認
・警備員全員の状態把握
・休憩回しの段取り
・監督とのコミュニケーション
・終了時、監督から警備報告書へのサインをもらう
・翌日以降の予定を確認
・朝礼時に作業内容、注意事項を発表
・警備員の適正な配置
・配置ごとの注意事項の確認
・新人隊員の教育
・現場全体の状況確認
・警備員全員の状態把握
・休憩回しの段取り
・監督とのコミュニケーション
・終了時、監督から警備報告書へのサインをもらう
・翌日以降の予定を確認
少なくともこれだけの事はやらなければなりません。
隊長の待遇
これだけの仕事をするのですから、他の隊員より日当が高くないとやってられません。
が、1円たりとも給料は変わりません。
もしかすると「リーダー手当」みたいなものが出る警備会社もあるかもしれませんが、少なくとも私は今までそんな警備会社を聞いたことがありません。
隊長の悲哀
ここまで読んでもらえれば分かったと思いますが、隊長とは非常に不遇な生き物です。
たまに休憩が中々取れなくて隊長に文句を言っている隊員を見かけますが、とんでもない話です。
隊長達は皆、不平も言わずに他の隊員のために頑張ってくれているのです。
たとえ隊長の能力が足らなかったとしても一度隊長を任せたのであれば素直に従ってあげてください。
もし警備会社の方がこれを読んでくださったなら、是非隊長職の待遇を見直してあげてください。
多少の手当を支払うだけで必ず会社にとって大きな利益をもたらすことになるでしょう。