警備員の仕事をしていて「こんなところが良いんだよなぁ」「これだからやめられない!」という理由をランキング形式で発表します。
一言に警備員の仕事といっても様々な派遣先がありますので、すべての現場に当てはまる訳ではありません。
警備会社によっても異なりますし、老若男女や地域差もありますので一概には言えませんが、これから警備員をやってみようという方は参考にしてください。
第1位 早く帰れる
雇用形態や契約内容によって異なりますが、日給制での雇用であれば何時に終わろうと一日分の日当がもらえます。
日給制なら9時間拘束の8時間労働が基本だと思いますが、2号警備の場合9時間まるまる拘束されることの方が少ないでしょう。
9時開始なら16~17時ぐらいまでに終わることが大半です。
ときには午前中に終わったり、業務開始1時間程度に終わってしまうこともあります。
直行直帰なので業務が終わればすぐに帰れます。
時給に換算すると一般的なアルバイトの時給を大きく上回ることでしょう。
もし今従事している警備会社が時給制なのであれば、警備員の仕事の最も大きなメリットを放棄していることになります。
是非とも日給制の警備会社への転職をおすすめします。
第2位 高齢者でも簡単に雇ってもらえる
高齢者と言わないまでも、転職には厳しい年齢に達した求職者にとっては駆け込み寺とも言えるのが警備員の仕事です。
常に求人募集している警備業界では、立って話せる人間なら採用してくれる警備会社は腐るほどあります。
おそらく面接に行ったその場で合否も告げずに「いつから働ける?」と聞かれることでしょう。
体力が必要な仕事は少ないので、警備業界は普通の会社で定年退職した方々でもバリバリ働ける環境と言えます。
第3位 シフトが自由
警備会社や雇用形態にもよりますが、基本的に警備員はアルバイト契約が多いと思います。
アルバイトなのでシフトは自分で決められます。
さらに他のアルバイトと違って代わりの人員は他にも大勢いることが多いので、急な用事でも比較的対応が取りやすい分融通が利きます。
普通の会社なら取りにくいような長期休暇でも、仕事量の少ない時期なら会社は喜んで休ませてくれるでしょう。
第4位 仕事がラク
警備員の仕事はそれほど体力や頭脳を必要としないことが大半なので、高齢者だろうと学歴がなかろうと問題ありません。
夏の暑い日に汗だくで働いている作業員の横に立ってるだけ(周囲の警戒はしますが)なのが警備員の仕事です。
どんな仕事がラクと考えるかは人によりますが、少なくとも忙しいからとか大変だから嫌だといった話は聞いたことがありません。
第5位 次の仕事へのつなぎに最適
採用時に学歴、年齢、性別、経験など何も問わない事が多い警備員なので、次の仕事までのつなぎとしては最適でしょう。
他のアルバイトなら面接で「転職先が決まるまでのつなぎです」などと言ったら嫌がられるでしょうが、警備会社なら「あぁ、そうですか」で終わります。
早く終わることも多くシフトも自由ですので、転職に費やす時間も作りやすいことでしょう。
ランキング圏外 その他
ここまでは警備員の多くが感じる快適なところですが、ここからは人によっては仕事を辞められなくなるほどの大きな理由になりうる内容をご紹介しておきます。
ノルマが無い
前職が営業職の方が感じる理由です。
私自身もこの理由が大きかったのですが、営業にとってこの「ノルマ」という単語は聞いただけで胃が絞めつけられるほどの破壊力があります。
「目標」とか「予算」とか名称を変えたところで意味は変わりません。
このノルマを達成できない事へのストレスを考えると、ドライバーからの罵声なんか子守歌に聞こえるほどです。
営業職以外でもタクシーのドライバーなども成績が収入に直結するため、警備員になる人が多いようです。
残業が少ない
路上での工事では「道路使用許可証」にて時間が決められているので、基本的には時間をオーバーすることはできません。
建築現場でも騒音等が問題になりますので残業になるようなことはあまり無いでしょう。
仕事後に毎日自分の自由な時間が持てることは、体力的にも精神的にも意義のあることだと思います。
給料がいい
これは人によっても考え方によっても意見が分かれるところだと思います。
基本的に警備員はアルバイト契約が多いので、それほど高給は見込めないはずです。
しかし早上がりができることを考えると、時給換算すれば給料が高いと言えなくもありません。
車が意のままに操れるのが快感
警備員未経験の人にとっては棒一本で巨体である車が止まったり曲がったりするのが不思議で、快感に感じる方もいらっしゃるようです。
確かに「交通整理ができる警察官は気持ちいいだろうなぁ」と思ってしまうこともありますので、なんとなく納得できます。
でも轢かれないように注意しましょう。
やりがいがある仕事
私なんかは思ったこともありませんが、警備員という仕事にやりがいを感じる方もいらっしゃいます。
人の為になる仕事がしたいとのことで、なんとも奉仕的精神に満ちた人間だと感心してしまいます。
医者や弁護士になるのが難しいなら警備員という仕事はかなりお手軽な社会奉仕のお仕事なのかもしれません。