警備会社の内勤ってキツイの?

すでに警備員

ある程度勤めていると、人によっては内勤をやらないかという誘いがあるかもしれません。
どんな仕事なのかについてご紹介しておきます。

 

内勤の仕事

基本的に現場の仕事以外の業務全般になります。
会社規模によっては専任だったり兼務だったりします。

 

事務関連

経理、人事、労務などの一般的な会社としての業務です。
これらについては関係ないので省きます。

 

営業

仕事を取りにいきます。
主にルート営業と問い合わせ対応ですが、仕事が少なければテレアポなどして新規を取りにもいきます。
繁忙期になると、いつも使っている警備会社が人手不足で警備員を出せないというケースが多くなり、毎日のように問い合わせが来ます。
こういった単発で終わるかもしれない顧客を常時使ってもらえるように繋ぎとめておく事も重要です。

 

現場の割り振り

注文のあった現場を隊員に割り振ります。
現場からなるべく近い隊員を割り当てながら、隊員の経験や適性も考慮しなければなりません。
繁忙期には休みの隊員に出勤の交渉をしたり、連勤のお願いの連絡をしまくったりと、かなり可哀想な状態になります。
仕事柄、どうしても現場の隊員から不平不満を言われ易い立場となります。
それ故に現場割り振り担当者の人柄や能力は現場隊員の定着率に大きな影響を与える事になるでしょう。

 

教育担当

新任教育、現任教育などを行います。
会社規模にもよりますが、繁忙期近くになると毎日のように新任教育を行っています。
現任教育については半年に一度ですが、毎回同じ内容というのも芸がないので、どんな内容にするか担当者の頭を悩ませます。

 

現場の巡察

現場の隊員がちゃんと働いているかを抜き打ちで偵察しに行きます。
警備会社によっては完全に陰に隠れて粗探しだけやって指導もせずに帰るという訳の分からない巡察を行なっている会社もあります。
基本的には、適切な人員の配置や誘導方法、服装のチェック等を行い、指導を行う仕事になります。
せっかくなので普段聞けないような不平不満や悩みなどを聞いたりもします。
もちろんお客様への挨拶をして今後の受注へとつなげる事も忘れてはいけません。

 

クレーム対応

警備業もサービス業なので当然クレームがあります。
クレームの内容は様々です。
今の時代、理不尽なクレームも数多くあります。
どんな仕事にも付きまとう問題ですが、耐え忍ぶ忍耐が必要な仕事です。

 

夜勤の管制担当

警備会社の多くは24時間365日営業です。
顧客だけではなく現場で働く隊員からの連絡も受ける必要があります。
ほとんどの場合は事務所に一人っきりになるため、何か問題が起こった時には結構苦労する事になります。

 

メリット

内勤のメリットは、なんといっても雨風をしのげてエアコンのある環境で働けることです。

 

デメリット

繁忙期には人手不足になるため現場に出るケースもあると思います。
現場に出ている隊員のような我儘は言いにくいので、会社の都合のいい使われ方をする傾向があります。

 

まとめ

単純に向き不向きだけの問題で、どっちの方がいいというものではありません。
会社によって全く違うと思いますので、先輩隊員に聞いてみるのが一番確かです。
興味があるなら一度やってみて、嫌なら外勤に戻りたいと言えばすぐ戻してくれるでしょう。