警備員は仕事に就く前に一定時間の新任研修を受けることを警備業法により定められています。
これに違反すると警備会社は処罰されますので、もし一切研修せずに明日から現場で働くように言われたなら警備業法違反です。
訴えましょう。
警備員新任研修とは
警備員は警備業法という法律で30時間20時間以上の新任研修が義務付けられています。(2019年改訂)
よって約3日間が新任研修に割り当てられることになります。
新任研修の内容は会社ごと様々ですが、基本的には座学メインで一日中DVDを見て終わるということもあります。
20時間のうち8時間は実地研修が認められていますので、4日のうち1日は現場に出されることがあるかもしれません。
新任研修では法律の説明から現場の説明、誘導の方法等かなり内容の濃い研修になります。
本来ならとても3日4日で終わらせていい内容ではありませんが、会社としては一日でも早く現場に出てくれる方が儲かるので「あとは現場で覚えていってください」ということになります。
新任研修の限界
2号警備については現場の種類が多すぎて、実際のところ新任研修で全てを網羅することは不可能です。
とにかく現場の数をこなして経験値を上げていくしか方法はありません。

結局現場で先輩隊員に教わることになりますので最初のうちは朝なるべく早めに現場へ着き、先輩隊員に指導をお願いする事をお勧めします。
研修でこれだけは覚えよう
実際に現場に出てみないと研修だけでは中々イメージするのが難しいとは思いますが、誘導棒の振り方だけは完璧に覚えるようにしてください。
お年を召した方などは咄嗟に体が動かないことも多いと思いますので、家に帰って復習するぐらいのことはやって欲しいと思います。
また、意外と自分のやっている動作は自分では解らないものです。鏡の前で実際にやってみて相手から自分がどう見えいるかを確認することをお勧めします。
何故これほどまでに誘導棒の振り方にこだわるかというと、
車両に対してコチラの意図が伝わらなければ貴方自身が危ないからです。
道路の真ん中で訳のわからない行動をしていたら当たり前ですが簡単に車に引かれます。
さらにもう一つの理由は、先輩隊員は誘導棒の振り方だけで貴方が使える使えないの判断をしてしまう傾向にあるためです。
一度使えない人判定が下されると、もうその日のうちに覆ることはありません。先輩隊員からの当たりも強くなりますので、その日は疲れる一日となるでしょう。
3つ4つの合図を鏡の前で振って覚えるだけですので、楽しく働くために是非実行してみてください。