警備員とは、なぜかプライドの高い生き物です。
自分の誘導に絶対の自信を持っている人が多いように思います。
こんなブログを書いているくらいですから、私もこの部類なのかもしれません。
この傾向は片側交互通行の時に顕著に出ます。
片側交互通行について知りたい方は「新任研修だけで片側交互通行を覚えられるわけがない」をご覧ください。
警備員なのに片交ができないってどうなの?
片側交互通行は、ちゃんとできる人同士であれば、非常にスムースで楽しくさえあります。
ところが、もし出来ない人に当たってしまうと、その日まる一日地獄を見ます。
そして片側交互通行には警備員同士で争いになる火種が山のように眠っているのです。
- 合図を送っても返事がない
- 車が途切れても流していいよの合図がない
- 何の合図をしているか分からない
少なくとも以上のどれか一つでも当てはまると致命的です。
致命的にも関わらず、出来ない人の方が多いかもしれません。
片交できない警備員への対応
こんな時にベテランの取る対応は大きく4つです。
- 注意・指導する
- 怒る
- ほとんどアテにしないで一人片交を始める
- 会社に電話する
最も好ましいのが「注意・指導する」であることは言うまでもありません。
給料も変わらない後輩の面倒を一生懸命見てくれる訳ですから、会社は感謝すべきだと思います。
ただ、これが少しヒートアップすると「怒る」になってしまいます。
好きこのんで怒る人なんて、あまりいません。
怒り方もありますが、基本的には相手のためを思ってエネルギーを使ってくれているのですから、怒ってくれてるんだと感謝するべきでしょう。
一番無責任なのが「ほとんどアテにしないで一人片交を始める」人です。
気持ちは分かります。
実は私もこれです。
片側交互通行なんてチョコっと注意したぐらいじゃ直りません。
しかも離れているので指導のしようがありません。
新人なら教えようとも思いますが、何ヶ月も何年もやっててそれでは教える気になりません。
明らかにちゃんとやる気がないのでしょう。
これにいちいち腹を立ててるとキリがありません。
諦めて一人でやった方が楽なのです。
このほとんど一人で仕事をしている状況に納得がいかない人は会社に連絡をいれます。
連絡をいれている本人は単なる腹いせのつもりでしかありませんが、これが意外な効果をもたらします。
会社によっては、すぐ巡察に来てくれる場合があります。
たとえその日は無理でも会社側が認知できますので、優先的に巡察してくれるでしょう。
喧嘩両成敗
冒頭でも書きましたが、警備員は妙なプライドを持った生き物です。
こんな状況なので、警備員同士で喧嘩が頻発しても仕方がありません。
喧嘩になってしまうと会社に呼び出し食らったりと面倒ですので、その日1日は我慢して会社に説明して同じ現場にしないようにお願いするのが平和的解決法かもしれません。