警備員でアルバイトからの社員登用

すでに警備員

警備員の雇用形態

警備会社にもよりますが一般的にはアルバイトか契約社員という形態を取ります。
これは警備の仕事量が年間を通して一律で発生するものではないからです。
正社員雇用してしまうと暇で人手が余っているのに一定の給与を支払わなければならなくなります。これを避けるために不定期での雇用形態を取る傾向にあります。

 

警備員の社員登用について

では警備会社では社員はほとんど雇用しないのかというと、そんなことは全くありません。
むしろ他の業種のアルバイトより社員登用するケースが多いぐらいだと思います。
実際これまで私の勤めた警備会社を見ると、社長も含めて社員のほとんどは現場アルバイトからのたたき上げでした。

 

正社員になると何が変わるか

当然給料が変わります。
時給や日当ではなく月給になりますので閑散期で仕事量が少なくても一定の収入が見込めます。
会社の業績によっては賞与も見込めるかもしれません。

その代わり仕事がないからとか雨が降ってるから今日は休みという訳にはいきません。
アルバイトのようにシフトの自己申告ではありませんので、会社の指定するシフト通りに出勤しなければなりません。
有給の数も増えるかもしれません。取れるかどうかは別問題ですが・・・。

 

社員に登用される警備員のタイプ

何年も何十年もアルバイトを続けてきたから正社員になれるかというと、そんなことはありません。
では誘導が上手いから社員になれるかというと、これもあまり関係がありません。
人間的な部分は置いておいて、社員になる条件というのは「会社に忠実であること」これが一番です。

人手が足りない時にたとえ連勤になって疲れるとしても、文句も言わずに従ってくれるような人が会社としては欲しい人材となります。
仕事は普通程度できれば十分でしょう。

さらにもう一つ条件を付け加えると「社員になりたいと申告すること」これも重要です。
いくら会社に忠実な人でも会社側から「社員にならないか?」と聞いてくることはあまりありません。
なぜならその人は会社にとって「都合のいい人材」だからです。
会社の言うとおりに働いてくれて給料が安く済めばそれに越したことはありませんからね。

 

社員登用時のデメリット

社員になると「責任」が発生しますので当然アルバイトと違いが出てきます。

シフトが自由に組めない

他の社員との調整も必要になりますので会社の指定するシフトに従うことになります。

 

休日出勤は普通にある

繁忙期で人手が足りないとか隊員が隊長を崩したりで急遽呼び出されることもしばしばあります。

 

営業がある

会社によっては新規営業をさせられる場合もあります。

 

残業が多くなる

現場の仕事のように決まった時間に終わる仕事ではないので、残業する機会も多くなるでしょう。

 

転勤がある

役職が付くと新たな支社や営業所ができると移動させられがちです。

 

人間関係が面倒

現場の隊員だと毎日同じメンツという事は少ないので人間関係はこじれにくいでしょう。

 

まとめ

社員だから良い悪いではありません。
社員になるか気楽にアルバイトでやっていくかは人それぞれなので自身のライフスタイルと照らし合わせて判断するといいでしょう。