道路工事を行う場合に欠かせないのが「通行止め」です。
規制の長さにもよりますが、場合によっては数十台にも及ぶケースも多々あります。
こういった場合には規制内の車両をメモするのですが、台数が多い時はメモの取り方を工夫することによって仕事が大幅に楽になります。
通行止め時のメモの重要性
通行止めと言っても規制の中の住人の車両は通さなければなりません。
通行止めでは車を止めてもらって行き先を聞かなければなりませんが、メモを取っておいて規制内から出て行った車と分かっていれば、わざわざ聞く必要が無くなります。
警備の仕事が楽になるだけでなく、ドライバー側も「覚えてくれていたんだ」と気分よく規制内に入ることができます。
また、通行止めを行う場所は迂回をお願いする場所となるので、工事作業帯からは遠く離れてしまう場合があります。
間に大きな駐車場がある事もありますので、そういった場合は通行止めにも関わらず数十台の車両が出入りすることになります。
「さっき出て行っただろ!」と言われないように覚えきれない台数ならメモを取るようにしましょう。
通行止めのメモを取る項目
車両のナンバーと色をメモします。
軽自動車か普通車かが分かるようにしたり、車に詳しい人は車種までチェックする人もいますが、その辺は好みで。
お勧めのメモ方法
数台程度なら車とドライバーの顔を覚えておけば問題ありませんが、数十台の車を全部覚えることはできません。
そこで規制から出て行った車をメモするのですが、ほとんどの警備員の方は出て行った順番に車のナンバーを書き綴っていると思います。
10台ぐらいまでならこれでも問題ありませんが、20台30台となるとメモと車のナンバーを照合しきれずに、結局車を止めてもらわなければならなくなってしまいます。
そこでお勧めのメモの取り方がこちらです。
最初から色分けしておいてナンバーを書き込みます。
この方法だとナンバーと色の羅列よりも格段に照合しやすくなります。
通行止めをしていて前方から車両が接近してきたとして、その車がメモに有る車かどうかを照合するとします。
いくら目の良い人でもナンバーを読み取れる距離まで来てからメモを確認するのは大変です。
それに比べて色は、かなり遠くでも把握できます。
車が白なら白のナンバーだけをサッと目を通すだけで、なんとなくナンバーが頭に残ります。
車のナンバーが見える距離に近づいてきたら、なんとなく覚えているナンバーと頭の中で照合が意外とできてしまいます。
50~60台ぐらいまでならこのメモで対応できると思いますので一度試してみてください。