屋外で勤務する警備員は、小まめな水分補給をしないと倒れます。
警備員の水分補給事情
一般的に日常における一日の水分補給(食事を除く)は1.2ℓと言われています。
発汗を伴う夏の炎天下で働く警備員ならより多くの水分と塩分が必要となります。
真夏の警備員が一日に飲む飲料は、個人差はありますがペットボトル3〜5本程度にはなるでしょう。
警備員の飲料水代
最近は警備会社によっては飲料を会社で支給したり、夏の間だけ別途手当を出すところも出てきましたが、普通にコンビニや自販機で買うと一日に500〜600円ぐらいは掛かってしまいます。
これはおよそ20日働いた内の1日は飲み物のために働いているという計算になります。
働くために必要な飲み物代が給料を減らすというのは理不尽この上ありません。
是非とも節約したいところです。
3つの水分補給方法
建築現場などには現場に冷蔵庫を設置していることもありますので、その場合は監督に言って使わせてもらいましょう。
それ以外の2号警備では警備員が水分補給をする場合、主に3つのパターンに分かれます。
それぞれメリットとデメリットがあります。
最寄りのコンビニや自販機で欲しい時に購入
大半の警備員が普通に自販機やコンビニで飲み物を買って飲んでいます。
メリットもありますが、デメリットが大きすぎるので改善が必要な方法です。
どうしても「炭酸が飲みたい」とか「果汁が飲みたい」という時もあるかもしれません。
今飲みたいものが飲めるというのは大きなメリットです。
前項で述べた通り、飲めば飲むほどサイフを圧迫します。
買ってすぐに飲み干さないと温くなる
保冷機能のあるペットボトルホルダーに入れたとしても、すぐに温くなってしまいます。
真夏に温くなった飲み物ほど不味いものはありません。
近くにコンビニや自販機があるとは限らない
住宅地や山奥の現場だと自販機さえも無い場合があります。
真夏に飲み物が無いとなれば命に関わります。
家で凍らせたペットボトルの飲み物を持参
家の冷蔵庫で飲み物を凍らせて持っていく方法です。
数本をタオルで包んでカバンにいれておけば、帰るまで溶けきらずに残ります。
まとめ買いした飲み物を家で凍らせるだけなので非常に経済的です。
お茶やスポーツドリンクを家で作ってペットボトルに入れて凍らせれば更に費用を抑えられます。
なんなら水道の水を凍らせれば飲み物代は無いに等しくなります。
4〜5本もカバンに入れると、当然カバンが重くなります。
バイクや車通勤であればカバンの重さは関係ありません。
溶けないと飲めない
溶け具合をうまく調整しないと飲みたくても飲めない事がよくあります。
水筒に氷を入れて持参
最近の水筒はかなり高性能で、朝の出がけに家で入れた氷でも中々溶けずに残っています。
ホームセンター等で2000~3000円もあれば買えますので、数日分の飲み物代で元は取れるでしょう。
水筒の中身だけで済めば飲み物代は掛かりません。
仮に中身を飲み干したとしても買った飲み物を水筒に移し替えれば、ペットボトルのように温くならず、そこそこ冷たいままで飲めます。
水筒と氷だけならカバンがあまり重くならない
飲み物を現場近くで買って水筒に入れれば、それほど重くはなりません。
近くのコンビニで1ℓ入り紙パックのお茶等を購入して水筒に入れれば低コストで済みます。
通行止めのように立ち位置が動かなければ問題ありませんが、ペットボトルホルダーのように腰にぶら下げる事ができませんので、移動する際はいちいち持ち運ばなければなりません。
洗わないといけない
使用後は洗わないといけません。
意外と面倒です。
水分補給に最適な飲み物とは
大量の汗をかく警備員の仕事なので、水分以外にも塩分も必要となります。
それを補うのであればスポーツドリンクが良さそうですが、スポーツドリンクには糖分も多く含まれている場合がありますので飲み過ぎは禁物です。
塩分は塩のタブレットや飴で補給し、水分は水か麦茶が最適です。
真夏の炎天下なら水道の水でも死ぬほど美味しくいただけます。
塩のタブレットや飴は会社や建築現場などに置いてある場合が多いので、取れる時にゴッソリ持ち帰りましょう。
カフェイン入りの飲料は利尿作用がはたらくのでお勧めしないとよく言われますが、よほどトイレの近い人でなければ尿になる前に汗で水分が出てしまうので、それほど気にする必要はありません。
麦茶が苦手という方なら緑茶でもそれほど問題ありませんし、コーラがどうしても飲みたければ飲んだ方が気分よく働けるというものです。
まとめ
警備員は「そんな小銭なんて気にしない」という方が多いようですが、20日に一度は飲み物のために働いていると考えると馬鹿らしく思えるのではないでしょうか。
水分補給は一度に取るよりこまめに取った方が吸収しやすく、熱中症対策にも最適です。
そう考えると飲み物をその都度買って飲むのは、すぐに温くなりますし経済的にもお勧めできません。
3つの水分補給方法を自分なりに上手く組み合わせて節約されている賢い警備員さんも数多くいらっしゃるので、是非参考にしてみてはいかがでしょうか。