傷んだ道路を補修する舗装工事の流れと重機(打ち換え舗装)

すでに警備員

工事にも色々あります。
ここでは一般的な舗装工事をご紹介します。

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舗装工事とは

舗装工事とは傷んだ道路をキレイにする工事です。
舗装工事では様々な重機が使用されます。
舗装の程度によって使用される重機は変わりますが、重機の名称が分からないと、かなり不便ですので覚えるようにしましょう。

舗装工事には大きく「打ち換え工事」と「切削オーバーレイ工事」に分けられます。
それぞれ工事の流れが異なります。

 

打ち換え工事とは

打ち換え工事とは、アスファルトを全てめくって、中の砕石が悪くなっていたら砕石も入れ換えるような工事になります。
電気ガス水道の仮舗装跡を直す工事や痛みが激しい道路の場合に行います。

 

打ち換え工事の流れ

基本的な流れは、電気ガス水道の工事でも紹介した流れとあまり変わりません。
ただし、規模によって使用する重機が大きく変わります。

 

掘削

国道やバス道などはアスファルトが厚いため、小さなユンボ(バックホー)ではめくれません。
そこでタイヤユンボと呼ばれる大きな重機を使用します。

めくったガラは細かく砕かないとプラントで怒られるため、ニブラ(タイヤユンボに取り付けます)というカニの手のようなのでガジガジ砕いたりして運びます。

 

転圧

転圧時もランマでは大変なので、サイドローラーやコンバインなどを使用します。

ローラーの重機については、種類も呼び名も色々です。

基本、監督の使ってる呼び名を使うような感じでしょうか。

 

乳剤

電気ガス水道の工事と違う点は、アスファルトと路盤の間に乳剤という接着剤を入れ込む必要があることです。
これをプライムコートと呼びます。
少ないスペースであればジョウロなどを使って撒きますが、広い範囲の場合はデスビという乳剤を撒くための専用の車両を使います。(知りませんでしたが、正式にはアスファルトディストリビュータと言うらしいです)

またこの乳剤は最後の仕上げとして、新しいアスファルトと古いアスファルトを接着するためにも使用します。
これをシールコートと呼びます。

ちなみに乳剤は服についたら取れません。
目に入って失明した人もいると聞きます。
乳剤の上は人も車も一切通せませんので十分注意しましょう。

 

アスファルト合材

アスファルト合材についても、少量であればスコップとトンボでならしますが、広範囲だと大変です。

この場合、フィニッシャーを使います。フィニッシャーとは、ダンプから合材を直接流し込んで、自動で道路幅に合材をならし、ある程度転圧までしてくれる重機です。

フィニッシャーでの作業時は、1車線の道路幅一杯一杯使う上に作業員が規制から平気で飛び出したりします。

警備員はフィニッシャーのそばで、作業員に危険を知らせたりして安全を確保しなければなりません。

新人の警備員がフィニッシャーにつくことは、めったにない事だとは思いますが、2号警備の中でも最も危険な仕事の一つですので、十分に注意しなければなりません。

 

仕上げ

合材の転圧で最後の仕上げにプレートを使いますが、広範囲の仕上げにはタイヤローラーを使用します。

これで舗装は終わりですが、停止線や横断歩道などのラインは引かれていません。

ライン引きや、平たん性を図ったり、アスファルトを固めるミルクと呼ばれる作業等が残っていますが、これは別日に行われることが多いでしょう。

 

まとめ

以上が打ち換えでの舗装工事の流れとなります。
舗装工事は夜間に行われる事が多いこともあり、非常に危険の大きい仕事になります。

新人のうちから危険な立ち位置を任されるようなことは、あまり無いとは思いますが、全く無いとも限りません。

新人の間に、先輩隊員がどんな仕事をしているかをよく観察しておくのも、自分の身の安全のためには重要なことだと思います。