工事帯での歩行者誘導時によく使うセリフ3選

これから警備員

警備員は歩行者や自転車の誘導時には声掛けを行います。

声掛けのセリフは人それぞれですが、ここでは応用の利くセリフを三つご紹介します。

声掛けの必要性

警備員が何故声掛けを行うかというと、あらかじめ第三者に危険を知らせる為なのですが、それだけではありません。

声掛けは何か事故が起こってしまった時に、責任を回避する自己防衛の大きな役割を果たします。

声掛けさえ行っておけば、工事帯で転ぼうが穴に落ちようが「だから言ったでしょ?」と半笑いで弁明できます。

一声掛けるだけで警備員としての責務を全うできるのですから、自分を守るためにもやらない手はありません。

歩行者誘導時によく使うセリフ

会話ではないので言葉のボキャブラリーは必要ありません。

現場ごとで使用するセリフは決まってくるので、定型化することで頭を使わず楽に誘導できます。

「ご注意ください」

最もよく使います。

危険を相手に注意してもらうという、ある意味相手に丸投げの無責任とも思える言葉ですが、最もお手軽な声掛けです。

<使用例>
足元をご注意ください
狭いのでご注意ください
工事中なのでご注意ください

「こちらどうぞ」

歩行者や自転車には歩行者通路がどこなのか意外と分からないものです。

看板や矢印等を置いてあったとしても、脳が歩行者通路と認識しない限り理解できないのです。

歩行者は身勝手に歩きたい場所を歩こうとする生き物なので、「ここを通ってください」と言ってあげないと、とんでもない方向へ向かっていく場合があります。

また、スマホ歩きの人に「工事してますよ」と気付かせてあげる場合にも、この声掛けで気付かせてあげられます。

「おそれいります」

この言葉は、かなり汎用的に使用する事ができる魔法の言葉と言えるでしょう。

<用途例>
「ありがとうございます」の代わりとして
「申し訳ございません」の代わりとして
「ちょっと失礼します」の声掛けとして

その他に様々な場面で使用しても、とりあえず日本語が破綻しない便利な言葉です。

感謝と謝罪という相反する意味合いにも関わらず相手に不快感を与えないので、咄嗟に言葉に詰まった場合などには非常に重宝します。

まとめ

私の場合、舌が短いせいか滑舌が悪く口がうまく回りません。

「申し訳ございません」も流ちょうに言えない程です。

そこで、そんな私でも発声しやすいセリフを定型化するようにしました。

私と同様、滑舌の悪い皆さんの参考になればと思います。

言いやすいか言いにくいかは人によって違うかもしれませんので、ご自身に合ったセリフを定型化させることをお勧めします。