警備員が現場への出入り禁止を言い渡されるケースについて

すでに警備員

2号警備では現場によって出入り禁止(出禁)を言い渡されて、翌日以降その現場に入れなくなるケースがあります。

「出禁」と聞くと悪い事のように思うかもしれませんが、特に気に病むことではありません。

ここでは、出禁になってしまう原因と対処法についてご紹介します。

出入り禁止とは

特定の警備員を、その現場もしくは業者への派遣ができなくなってしまう状態です。出禁の情報は警備会社の内勤で管理されているため、出禁になってしまった本人にさえ知らされない場合がほとんどです。

出入り禁止になる原因

出禁になるには2つのパターンがあります。

業者(顧客)から言われる場合と他の警備員(隊長)から言われる場合の2パターンです。

業者(顧客)から「あの警備員はもう入れるな」と言われた場合は、その警備員の態度やスキルに問題があることが多いため、出禁を言い渡されても仕方がありません。

ところが他の警備員(隊長)から「アイツはこの現場にもう入れるな」と会社に連絡をしてくるケースは、必ずしも出禁になるだけの理由がなくても出禁になってしまいます。

他の警備員(隊長)からすると「同じ給料で働いているのだから自分たちと同じように働いてもらわないと困る」というのが言い分です。

私も全くその通りだと思います。

ですから本来は給料の差別化を行うべきなのですが、警備業界ではそういった事はほとんど行われません。

つまりは、他の警備員(隊長)からの出禁については警備業界の給与体系が原因であるため、出禁になっても何ら気にする必要は無いということになります。

出入り禁止になった場合のペナルティ

出禁になってしまったこと自体には何のペナルティもありませんが、出禁の業者の現場が家の近くにあったとしても別の遠くの現場に回されてしまうといったデメリットが生じます。

出禁現場が多くなればなるほど家から遠くの現場を指示される可能性が高まるという事になるでしょう。

出入り禁止にならないための対処法

出禁現場が多くなって入れる現場が少なくなるのは困ります。

対処法とは言えないかもしれませんが、出禁にならないためにはスキルを磨くしかありません。

普通に仕事ができれば出禁になるようなことはありません。

そしてスキルが最も目立つのが片側交互通行です。

気の利いたことは出来なくても良いので、片側交互通行をキッチリと行えるようにしましょう。

まとめ

特定の現場で出入り禁止になったところで他の現場に行けば良いだけのことなので、余程多くの現場で出禁にならない限りはあまり影響はありません。

それでも行ける現場の選択肢が狭まるのはデメリットですので、なるべく出禁は避けるよう努力しましょう。

出禁の理由で多いのが、

・スキル不足
・指示通り動かない
・勤務態度が悪い

というものなので、真面目で素直に勤務すれば出禁は必ず避けられます。