警備員の仕事が危険なのは当たり前です

すでに警備員

事故というものは起こる時は起こってしまいます。
しかし注意することで、その可能性を最大限少なくすることはできます。

道路工事だと道路の真ん中で作業するのですから危険じゃない訳がありません。
それでも心がけ次第では滅多に事故なんて起こるものではありません。
ここでは事故が起こる原因と対策についてお話します。

 

警備員は危険な仕事です

普通の会社員をしてて仕事中に同僚が事故にあうなんてことは非常に稀だと思います。
比べて警備員の場合は「〇〇さん事故ったんだって」みたいな話は普通にあります。
しかもその怪我の程度もかなりの重傷であることが多くなります。

 

事故の原因

では何故事故が起こってしまうのでしょう。
私のこれまで聞いた事故にあった人を見ると圧倒的にベテランが多く事故にみまわれています。
これは新人に危険な立ち位置を任せることが無いためでもありますが、決してそれだけではありません。

事故にあう一番の原因は「慣れ」です。
道路の真ん中に突っ立っていたとしても、そうそう車には轢かれません。
ドライバー側も人を轢いたらどうなるかは想像つきますので、基本的に止まるか避けるかしてくれます。

これに慣れてしまった警備員は無意識に「車には轢かれないものだ」という勝手な妄想の上で行動しがちなのです。
車に乗る方はわかると思いますが、警備員が思うほど警備員の存在は目立ちません。
夜勤でチカチカ光ってる誘導棒も車からはあまり視認できません。

警備員は道路の真ん中で作業することの多い仕事です。
常に自身の身の安全を心がける必要があります。

 

最も危険な作業

道路工事で一番危険なのは規制の出し始めと片付けの時です。
規制さえ組みあがってしまえばドライバーが寝てるか酔っぱらってない限り、めったに突っ込んでくる車はいないでしょう。

ところが規制出しの時と解放時はほとんど何も無い道路の真ん中に出なければなりません。
ドライバー側も「工事をやってるな」という認識が無い状態で車を走らせています。
どれだけ派手な格好をした警備員でも見落としてしまう可能性は高まります。
したがって規制出しと解放時には最大限の注意をもって誘導するように心がけましょう。

 

事故が起こってしまった場合の保障

万が一事故が起こってしまった場合には事故の大小関係なく必ず現場監督と会社に報告しましょう。
警察への連絡は監督と会社に任せてもいいです。

仕事で怪我を負った場合は労災が下ります。
仕事中だけでなく通勤時も同様です。

ただし会社に報告しなかった場合は労災が下りない可能性がありますので、必ず会社に報告はしてください。
労災は雇用保険や社会保険だけでなく、こういった場合に備えて警備会社は必ず保険会社と契約しています。

労災の内容としては主に治療費と就業保障になります。
車との接触であれば、たとえスピードが出ていなくても大怪我になる可能性があります。
そんな時でも就業保障があれば生活はなんとかなります。

 

まとめ

警備員は普通の会社員に比べて危険な仕事であることは確かです。
たとえ労災が下りたとしても後遺症が残ってしまった人を私は何人も見てきています。

新人の方は決して慣れることなく、もう慣れてしまっている方も車は非常に怖い乗り物だと再認識するようにしてください。