会社から評価される警備員とは

これから警備員

2号警備の業界では、入社に関しては余程の理由がない限り基本的にウェルカムです。常に人手不足で困っている警備業界では面接で落とされることは少ないでしょう。

ここでは入社後に警備会社から評価される警備員とはどういった人材かについてご紹介していきます。

会社から評価される項目

警備員としての技術的な項目はありますが、警備会社だからといって人材を評価するポイントは他の業種と変わることはありません。

但し、その優先順位は他の業種と大きく異なります。
まずは評価される項目について説明します。

・車両や歩行者の誘導スキル
・同僚との人間関係
・顧客からの評価
・稼働日数
・会社に忠実
・真面目で責任感のある素直な性格
・長く勤めてくれる人

車両や歩行者の誘導スキル

ある程度なんでも出来る人であれば現場を選ばず配置できるので会社にとっては助かる存在です。

同僚との人間関係

毎日のように別の人間と現場で組まされることが多い職種ですので、人間関係を築くのが難しい仕事なのかもしれません。社交性の高い人も現場を選ばないので評価されます。

顧客からの評価

警備会社でも顧客からのクレームは恐ろしいものです。お客さんと円満に仕事をしてくれる人は助かります。

勤務日数

多くの現場に入ってくれれば、それだけ利益が出ます。休みなく働いてくれる人材は会社にとって貴重です。

会社に忠実

現場の数は日々変わるので、人が足りない日もあれば余る日もあります。会社の都合に合わせて出勤してくれる人は非常にありがたい存在です。

真面目で責任感のある素直な性格

難しい仕事ではありませんので、言われた指示をしっかりこなせれば誰でも仕事はできるようになります。

長く勤めてくれる人

離職率の高い職種であり研修などにも費用を掛けているので、一日でも長く勤めてくれる人はそれだけ会社に利益をもたらします。

会社が従業員に求める項目の優先順位

評価項目としては普通の項目ですが、その優先順位が普通の会社とは大きく異なります。
警備会社にとって最も評価が高いのは会社に都合の良い人材です。

ある意味では当たり前のことですが、仕事ができるかどうかは二の次というところが普通の企業とは異なる点です。順位にするとこうなります。

1位 会社に忠実
2位 稼働日数
3位 長く勤めてくれる人
4位 真面目で責任感のある素直な性格
5位 同僚との人間関係

6位 車両や歩行者の誘導スキル
7位 顧客からの評価

会社から評価される警備員まとめ

顧客も警備員に華麗な誘導技術は求めてはいません。やることさえキチンとやってくれれば問題ないというのが現実です。
したがって会社にとって最も利益をもたらす人材は上記のような順位となってしまうのです。

実際に賞与を設定している警備会社の査定もこのような評価になっているはずです。
警備員とは、仕事ができない人でも評価されてしまう特殊なお仕事です。