工事現場などでは騒音が絶えませんし、交通渋滞も引き起こします。
したがって、住民や通行人には迷惑をかけることになります。
こういった場合、一番にクレームの窓口となるのが警備員です。
本記事では、警備員には避ける事のできないクレームについて、心構えや対策についてご紹介します。
警備業はサービス業です
警備業の業種はサービス業になりますので、仕事としては店舗の店員等と変わりません。
少し違うのは本当のお客さんは工事業者ですが、第三者である一般の車両や歩行者にもサービスを提供するということでしょうか。
サービス業の仕事をやったことのある人は分かると思いますが、理不尽な人間は必ずいます。
こればかりはどうしようもないので、
「この人は立場の弱い人間にしか文句を言えないかわいそうな人なんだなぁ」
と思って哀れんであげてください。
警備員は怒られる?
はっきり言って警備員は怒られる事の多い仕事です。
怒られるのが警備員の仕事と言っても過言ではないかもしれません。
工事を行うと、うるさいし埃っぽいし渋滞を起こすしで文句を言いたくなるのも仕方がありません。
警備員はそんな不平不満を受ける窓口です。
悪態をつかれたりクレームを受けることなどは普通にあります。
警備員はストレスが溜まる仕事?
だったら、よほど精神的に強くないと続かないと思うかもしれませんが、不思議とそんなことはありません。
今まで怒られるのが辛くて辞めたいなんて人は、あまり聞いたことがありません。
私自身、以前の職でストレスが原因で病気になったぐらいですので決して精神的に強い人間ではありません。
その私が警備の仕事が精神的に楽すぎて辞められなくなってしまう程です。
警備員として怒られる事については何のストレスも感じないように思います。
個人差はあるかもしれませんが、何かクレームを受けたとしても瞬間的に嫌な思いをするだけで、次の日に持ち越すことが無いからです。
もしあるとしたら警備員同士の人間関係ぐらいですが、これについては会社に事情を説明すれば、同じ現場にならないように対応してくれる事が多いので問題ありません。
クレームで困ったら
警備員では対処できないクレームも稀に発生します。
そんな時も全く心配ありません。
現場監督を呼べばいいだけですから。
現場監督にとって最も恐ろしいのは現場が中止になってしまう事です。
そして今の時代、工事現場はクレーマーの我儘によって簡単に中止に追い込まれます。
監督としても警備員がクレーマーに対して変に話をこじらせるよりは、直ぐに呼んで欲しいというのが本音でしょう。
怒られる事が多い業務は決まっています
警備員の業務で怒られるのは、ほとんどが「通行止め」です。
たまにあるのが片側交互通行で罵声を浴びるぐらいでしょうか。
他の業務で怒られることは稀です。
サービス業では普通お客さんと会話することが多いと思いますが、警備員の仕事は基本的に第三者と積極的に会話を必要とする仕事ではありません。
唯一会話を必要とするのが「通行止め」です。
通行止めでは迂回路などの説明が必要となりますので会話は必ず必要です。
しかもその会話の内容は、いつも通っている道が通れないという相手にとって不利益な内容ですので怒られる確率が非常に高くなります。
警備員がクレームでストレスを感じない方法
警備員が怒られるときによく言われるのが「あなたに言ってもしょうがないんだけどね」という前置きです。
つまり警備員は何も悪くないし怒っている人もそれを理解した上で怒っているので、怒られているにもかかわらず何のストレスも感じません。
逆に、自分のミスによって第三者に迷惑をかけてしまった場合はかなり落ち込みます。
ですから自身のミスをいかに無くせるかがストレスを溜めない最善の方法ということになります。