新人警備員にとって、通行止め業務は一見単純そうに見えますが、実際には多くの困難を伴います。
通常利用される道が封鎖されているため、ドライバーに迂回路を案内する必要があります。
このような状況で、ドライバーの不快感を最小限に抑えつつ、効率的に案内を行う方法を学ぶことは、警備員としての重要なスキルです。
この記事では、特に新人警備員が通行止め業務をこなす際に直面する課題と、それに対処するための具体的な手法を解説します。
通行止めは難しい
通行止めの看板の横で突っ立っているだけと思うかもしれませんが、通行止めは非常に難しい業務です。
片側交互通行であれば少し待てば通れますが、通行止めはドライバーが普段当たり前に通っている道が通れません。
さらに、知らない道に迂回しろと言うのですからドライバーの気分はいい訳がありません。
これを気分を害さず速やかに迂回させるのは、かなりのスキルを要します。
ならば経験豊富な先輩隊員が配置されるべきでは?と思うかもしれませんが、それはそれで問題があります。
新人が通行止めを任される理由
通行止めは一般車を通さずに迂回させるという、作業としては明確であり単純な仕事です。
それゆえに新人には通行止めを任されるケースが多くなります。
新人を別の場所に配置したとしても、何をしたらいいか分からずオロオロしてしまう事になります。
また、通行止めの立ち位置は実際に作業を行なっている現場からは離れていることが多く、現場監督の目に付きにくいという利点もあります。
現場監督側としても、目の前で新人がウロウロ、オロオロされるより視界に入らない所にいて欲しいというのが本音でしょう。
新人が通行止めに配置されるのは避けられない儀式ですので、精一杯経験を積みましょう。
通行止めは準備次第で怖くない
年配の警備員でよく見かけるのが、
「ここ通れないから。アッチ回って!アッチ!!」
と、アンタ何様?っと思われても仕方がないような横柄な態度で誘導されている方がいます。
あそこまで図太くなれればと羨ましく思いますが、私のような小心者はクレームに発展した事を考えると、とてもそんな対応はできません。
やることは単純です。
工事規制内に侵入しようとする一般車を止めて迂回させるだけです。
事前準備さえしっかり出来ていれば怖いものではありません。
スムーズで怒られにくい通行止めの対応を行うために、是非下記記事を参考にしてください。